2010年2月12日金曜日

映画感想

涼宮ハルヒの消失・魔法少女リリカルなのは・Fate staynightを観てきました。感想を書いてみます。




【涼宮ハルヒの消失】
おおよその筋は了解済みとの前提で作られていたので直前にテレビシリーズを見ていてよかった。キョンが世界改変に巻き込まれる話で特に中盤が緊張感があって好き。話は単純だけどつくりが丁寧で共感しやすい。共感しやすいというのは場面の中に観客の居場所があることではないかと思う。うろたえるキョンをクラスメートは不振な目で見るが、それは当然な反応で観る者はそこに自分を見いだすことができる。特にハルヒの登場人物はそれぞれ個性的だからモブが反応する様子を描画することは観客の助けになるように思う。もちろん高校生活と言う観客のほとんどが体験済みのことを描くことも共感の大変な助けになっているのは言うまでもない。高校の様子の描写もとても丁寧だ。

【魔法少女リリカルなのは】
これとFateはほとんどまともに見たことがなかったので今回はいい紹介になった。なのはがフェイトと出会って友情を持つようになるまでを描いていて初めて観ても分りやすい。戦闘シーンはもっとよくできそうだ。フェイトと母との関係ももう少し早い段階で明らかになっていてもいいかも知れない。そうするとなのはと戦うフェイトの葛藤も生々しく描けただろう。A3のなのはポスターをもらったがフェイトにすればよかった。

【Fate】
これも殆ど知識無し。総集編で場面展開が早い。おおよその筋はつかめたが、細部のこのアニメのいいところはだいぶ省略されているようだ。
今日はハルヒが本命だったし、実際に完成度が高いのもハルヒだった。まったく朝から夕方までアニメ映画づくしだったが観客は一貫して男性が多く、眼鏡の着用者が目立った。まあ自分も含めて平日にアニメ映画を見に行くような輩はだいたい種類が知れている。Fateは女性もちらほら見られた。

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