2010年1月13日水曜日

【マンガ】その1:主人公たち


 マンガの練習はじめました。まずはラフで全ストーリーを描くことを目指します。
 ストーリーは男の子が女の子と出会って仲良くなって助けるという筋です。時代は明治時代後半くらい。炭坑がある小さな島が舞台です。

プロット:
 主人公笹間皓介(ササマコウスケ)は炭坑で働く父を助けている。あるときふとしたことから炭坑会社の社長令嬢神林千逸(カミバヤシチハヤ)と浮浪の子盆小原雛(ボンコハラヒナ)と出会う。3者は立場・階級の違いがありながらもそれを乗り越えて交流を深めていく。しかし炭坑会社の合併計画を機に会社側と労働者が対立、皓介たちは争いに巻き込まれていく…という流れです。

登場人物:
【笹間皓介】
タイプ:主人公、ヒーロー
年齢:15
特徴:優しい、陽気、勇気、素朴
能力:誰とでも仲良くなれる
父親が働く鉱山で手伝いをする。鉱夫たちの団結を見ながら育ったため、仲間は何が何でも大切にしたいと思っている。このことは彼に誰とでも仲間になりたいという気持ちを抱かせることになった。そのため皓介は階層にとらわれることなく誰にも平等に接することができ、互いに断絶しているコミュニティを結びつけることができる作中で貴重な存在となる。この能力が物語後半での会社・労働者の衝突を回避させることを可能にする。彼は行動するとき他人の地位や思考を考慮に入れない。換言すれば世間一般の「常識」「慣習」を意識しない。自分が最善だと思うことに従い彼は振る舞う。その意味では天然である。しかし、千逸との出会いは彼に恋という新しい体験をさせることによって、二人の立場の違いを自覚させる。そのため彼は物語後半で千逸の救出をためらう。この物語で彼は「無邪気に」人々のつながりを信じる人から、「現実に横たわる厳しさを自覚しつつも」人々のつながりを信じる人物(意識的に人の架け橋になる)に成長する。
物語における要約
ふとしたことで千逸と知り合い親交を深めた皓介は、拉致された千逸を救い出し、企業と労働者の衝突を防ぐ。


【神林千逸】
タイプ:準主人公、ヒロイン
年齢:18
特徴:誠実、熱心、不器用、(高慢)
能力:探求し、受け入れる意志
皓介の父親が働く炭坑会社を経営する神林家の令嬢。選民意識の高い母親や兄に反発して貧しい人にも礼儀をもって接するよう自分に課している。しかしそれでもなお自身からにじみでる資産家特有の高慢さに彼女は気づいていない。随所で露見する彼女の高慢さは接する(相対的に)貧しい人々の反感を買うが、皓介の仲介によって徐々に彼女が相手のことを理解するに従って、また彼女の生来の探求し、受け入れる態度によって弱まっていく。そのため彼女の高慢的な態度は物語が進行するに従ってどんどん少なくなっていく。自由を求め家出した兄とは異なり母の敷いたレールの上をまっすぐ歩んできた彼女はやや融通がきかない面がある。最終的に彼女は皓介の思想に共鳴するようになっていく。彼女は皓介に愛情を抱くがこれは年下に対する母親的愛情と皓介の能力に感心し尊敬することから生まれた「純恋愛的な」愛情の複合物である。父親の彼女に対する期待は大きく、彼女もまたその期待に応じようと努力している。
物語における要約
皓介と交流していくことで彼女の高慢な態度は小さくなっていく。会社と労働者の対立を目論む活動家の兄に拉致されるが皓介に救出される。

【盆小原雛】
タイプ:主人公の助役
年齢:14
特徴:攻撃的、乱暴、ツンデレ、つるぺた
能力:戦闘
ボロをまとった浮浪の子。男の子に見えるが実は女の子。盗みを繰り返している荒くれの性格。無教育、ひどい言葉遣い。氏ねとか言う。「みんな敵!」の子だったが皓介とふれあううちに皓介には心を許すようになった。それはやがて淡い恋愛感情に変わっていき、皓介の役に立ちたいという感情から千逸の救出を助ける。デレるのはこの終盤、救出の際のみ。物語を通して排他的な態度が和らいでいく。俺ッ子。皓介にはボン様と呼ぶように強制する。
物語における要約
乱暴者としてみんなから嫌われていたが、皓介と交流するうちに仲良くなり千逸の救出を助ける。


…とこんな感じです。あとのサブキャラもプロファイリングはできているので来週までに外観を決めていきます。

 課題としては具体的なストーリーライン、コマ割り、資料、画力です。資料はどんどん集めていきます。着物がけっこう出てきそうですが着物なんて描いたことなかったので勉強が必要。当面はラフなのでそのあいだに絵の練習をして画力をあげて本描きに備えたいと思います。ペンも練習しますが、実際のペン入れはコミックスタジオでやろうと考えています。

 年間目標を達成するために不可欠なステップなので是が非でも完成させます。

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