いずれも最初に全面を水で覆って乾きの段階に応じて絵の具を挿していって描いた。それぞれ描写時間は30分ほどかかった。
Total saturation (水の全面塗り)でどの程度まで細部を描けるか試したかった。だいたいにおいてこの手の試みは画面の全てがぼやけてしまって印象が薄い絵が出来上がってしまいやすい。乾き具合に応じて大胆から細密へと移行しつつ描いたが、やはり1回のだけですべて描くのはとくに人工物が混じっている場合難しいと感じた。
右の柵はきちんと描けている。つまりTotal saturationでも適切なタイミングで色を挿せば細かいものも描けるということだ |
参考にした写真はいずれも英国のウェールズを旅行したときに撮ったものから。
今後は1段階塗りの限界を探りつつ、2段階塗りの技法も研究していきたい。
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