前回の両軍の影響範囲を計算するマップを使って前線を設定し、ユニットを配置することに成功した。ユニット情報が更新されると影響マップ作成され、各指揮官AIはそのマップをもとに適当な数の前線点を設定する。前線点の位置に応じて要求戦力が決められ、優先度の高い前線点から複数のユニットから構成されるチームが割り振られていく。下の写真では左からのブルー軍と右からのレッド軍がマップ中央で対峙している。ブルー軍のほうがやや戦力が優越しているので影響範囲が広い。
しばらくするとレッド軍が優勢になりブルー軍を追いやってしまった。
戦術の決定の仕方も改め、まず指揮官AIがチームの状態を確認した上でチームごとに一番攻撃的な戦術の上限を決定して、ついで各ユニットが自身の状態に応じてチームの戦術の上限を超えない内で戦術を決定して振る舞うようになった。これで一応AIによる最低限の作戦行動が可能となった。
現在は両軍の戦力とその位置によってのみ前線が決定しているので、今後これに地勢上の拠点による重みを加味するように改善していく。