2019年11月11日月曜日
【Unity RTS】Bwars2 開発日記 #1
みなさん、こんにちは。今日は次回リリース予定のバージョン0.7についてお話しましょう。0.6のリリースにより私はBwars2は開発上の一つの段階を達成したと考えています。0.6では地形・ユニットエディタを備え、間接兵器を除く陸海空のユニットの運用が可能になりました。荒削りながらも完成されたゲームが備えている基本的な機能をほぼ実装したプレイ可能なベータ版です。
そのため私は次の開発に進むまえに、この機会に大規模なリファクタリングを実施してデバッグ機能を強化して0.7以降の開発がスムースに進むようにするべきだと感じました。リファクタリングは先日行い、名前空間とファイルの構成の整理によってプロジェクト全体の見通しがよくなりました。Bwars2ではロジック担当のメインシステムを基幹とし、ビジュアル担当のスキンがそれを監視して描画を行うことでメインシステムを修正すること無くスキンの交換によりゲームの見た目を変更することを目指しています。現状はメインシステムからスキンが情報を引き出す部分がやや複雑なのでここを整理すればリファクタリングは一旦完了と言えるでしょう。またこれまでの開発を通して必要と感じたデバッグ機能を実装していきます。現状のデバッグ機能は行きあたりばったりで偏屈なのでゴミ箱に破棄されるでしょう。サヨナラ!
0.7では地形が強化される予定です。現状の0.6では高低差が大きな地形を作るとユニットの経路探索がうまくいきません。これはUnityのナビメッシュが急斜面では機能しないためです。そのため経路探索を改善する方法を考えてこの問題に対処することになるでしょう。これが完了したら山脈や渓谷などよりダイナミックな地形を扱えるようになります。
また0.7では地形の描画が改善される予定です。1つはランドマークでこれはユーザーが作成した3Dの地物モデルを配置できるようになります。例えば東京タワーなどです。これはマップにフレーバーを加えるのに役立つでしょう。将来的には地形のスペックの上書き(例えば要塞を設置した場合)を行いますが、0.7ではひとまずゲーム上では特に影響を持たいない、純粋にアイキャンディとしてランドマークは実装される予定です。もう一つは電線です。地形上の構造物の種類は点(一本の大木など)、線(道路など)、そして面(市街地など)に分類できます。そのうち点はランドマークが担うとして、面はすでに市街地や森林を実装しているので達成されています。私は線は地形にフレーバーを与えるのになかなか重要だと感じています。道路がすでに実装されていますがさらに電線を加えることでよりリアリティーが増すでしょう。戦場となる地形は市街化していない場所が多いので電線は相性がいいとも言えます。そうしたわけで0.7ではより魅力的なマップが提供されるでしょう。(おわり)
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