2018年10月14日日曜日

Marathon (FPSゲーム) の導入


HaloシリーズでFPS界において一世を風靡したゲーム会社Bungieは太古の昔(90年代)にMarathon(マラソン)というSFのFPSを開発していた。Marathonは3部作あり、いまはすべて無料でプレイすることができる。第一部では人類が宇宙に進出した近未来で主人公は突如エイリアンの攻撃を受けた、火星だかどこかの衛星をまるごとくり抜いて恒星間宇宙船にした"Marathon"に到着して、MarathonのAI"リーラ"と協力しながらエイリアンを倒してMarathonを救わなければならない。反乱を起こしたAI"デュランダル"をはじめMarathonを取り巻く環境など濃厚な世界観がプレイするうちに明らかにされていく、緻密なSFストーリーが魅力的なゲームだ。

Marathonシリーズはhttps://alephone.lhowon.org/からダウンロードできるが、こちらはすべて英語。しかし有志により日本語版がでている。ストーリーを楽しむためにはこちらがおすすめ。以下をダウンロードする。

・AlephOneJP
https://ja.osdn.net/projects/marathon/から、自分のOSにあったものをダウンロード。7z形式で圧縮されているので解凍にはhttps://sevenzip.osdn.jp/(右クリックメニューで7zファイルの展開ができるようになる)などが必要。これがいわゆるプレーヤー、エンジンでこれに各種シナリオデータを入れることで3部作をはじめいろいろなシナリオがプレイできるようになる。

・日本語版 M1A1 v1.6.2J (Full)
https://ja.osdn.net/projects/marathon/releases/54321からダウンロード。Marathon1部作目のシナリオデータ。

上記2つをダウンロードしたら日本語版 M1A1 v1.6.2J (Full)の中身をすべてAlephOneJPのAlephOne.exeがあるフォルダにつっこむ。これでAlephOne.exeを起動することで1部作がプレイできる。ゲームを起動したら設定項目で操作方法などを確認しよう。


ニューゲームをはじめると「到着」とでる。主人公の小型宇宙船がMarathonの反乱AIデュランダルによって破壊され、命からがら脱出ポットでMarathonに到着した場面だ。このあたりのやり取りは当時発売されたときは紙媒体(!)のゲームマニュアルに記してあった。少し読みづらいがwikiのプロローグに内容が転載されている。


が、次に映し出されたのは宇宙船の内部らしからぬ光景。これはBungieの最初期に作られたゲームでMarathonではない。オリジナルにはない、遊び心で挿入されたものだが不親切だ。最新版(英語)では削除されている。ここから出るには写真の赤い像で左折してあとはひたすら直進することだ。壁に隠し扉があり近づくと開く。


通路をドンドン進もう。


すると近代的な内装になった。オリジナルはここから開始だ。今までのことは脱出ポッドの中で悪い酔いして見た夢だったんだ。気を取り直そう。
前方に緑色のターミナルが見える。Tabキーを押すことでアクセスでき、ここでリーラから指示をされ、目標を達成し、大抵は別の場所ある別のターミナルから次のステージにテレポートされるというのが基本の流れだ。また役にはたたないが興味深い情報を得ることができる、ストーリーテラーとしての役割もある。


しかしターミナルに直行するのはよそう。悪い奴らを始末してからだ。左下のレーダーに敵がうつるぞ。赤いバーはヘルス、青いバーは酸素を示す。ゼロになると死ぬ。(大抵のステージは真空でないので酸素を気にする場面は少ない)。ちなみに写真のような粘性のある血しぶきや破裂しながら死ぬ(ちぎれちぎれの肉片になる)といった描写は黎明期の3Dモデルによるエイリアン描写にはない、2Dで描かれたモデル特有のものでこの点では2Dが勝っていた。


ターミナルにアクセスするとリーラと交信できる。彼女の言うとおりにしよう。


左側にモズクのようなものが見える。これがこのステージのマップだ。この複雑なマップはMarathon(あるいは旧世代FPS)の特徴だ。ゴールになんとかたどり着かねばならない。(※こうもマップが複雑で密度が高いのは、当時のパソコンではパワー不足で見晴らしのいい広大な空間は描画できなかったので、くねくね曲がった狭い空間にせざるを得なかったからだ。当時のマップエディターのマニュアルにはあまり大きな空間を作らないでくださいと注意書きがある)


主人公の乗ってきた脱出ポッドが見える。


Marathonをプレイすることとスイッチを押すことは同義だろうか?違うかもしれないがほとんど一緒だろう!Tabキーでスイッチを押すことでエレベーターを動かしたり扉を開けたりできる。


こいつの名はパターンバッファ。Tabキーでゲームがセーブできる。人体情報をすべて保存するらしい。


体力が減ったらチャージしよう。なんどでもチャージできる。パターンバッファとチャージャーはゲーム中何度も訪れる場所になる。


幸いMキーを押すとマップが表示される。どんどんステージを探索しよう。

そのほか
・武器はいくつでも持てる。弾薬は落ちているのを拾おう。難易度によって所持できる弾薬の上限は異なる。弾薬は持ち越しされる。無駄遣いは避けよう。
・武器には主トリガーと補助トリガーがある。マシンガンの場合主トリガーで機銃発射、補助トリガーでグレネードを発射する。パンチの場合は両方のトリガーを使うと両手で殴れる。
・スイッチの中には動作中にストップできるものがある。またスイッチはグレネード・プラズマピストルのフルチャージで射撃することでも動作できる(Marathon2部作以降ではエイリアンの武器でも可能)。
・ヘッドショットの概念はないが、装甲エイリアン(ハンター)はプラズマピストルに弱いなどの仕組みはある
・ゲームの終了はEscキー
・このゲームは(照明が)暗い。暗すぎたら設定で変更しよう。
・気にったら他のシナリオもプレイしてみよう。Marathon's storyではマニアによるマニアックなMarathonの世界についての考察が載っている。1995年に開設され、いまでも更新されている長生きのサイトだ。
The Marathon Spoiler Guideには攻略法が載っている。Marathonのステージには隠し扉(一見壁だがTabキーで開く)や隠しターミナルが散在しているがここで確認できる。

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