戦場を区切るセクターごとにどの程度の戦力を割り当てたらいいか計算する仕組みを実装した。ここでの戦力とはユニットのコストのことでコストが高いユニットほど強いという前提に立っている。この戦力の割当に応じて全体を管理する戦略AIが管理下のユニットの担当セクターを決めていく。さらにセクターごとの戦術AIが割り当てられたユニットをうまくつかってなんとかする。
戦力の割当は大まかにまず当該セクターとその隣接するセクターの支配陣営を調べて安全度を算定し戦力を分配する。そのうえで更にセクターごとの彼我の現在の戦力に応じて調整を行う。この調整についてはデバッガーを作成し、テストデータを入力・保存できるようにした。特に保存は重要で似たようなテストを繰り返すのでそのたびにいちから入力していると大変な手間になる。
戦力の割当に基づくユニットの担当セクターの割り当てはデリケートな問題だがひとまず要求戦力に比して現有戦力が少ないセクターは近い無担当ユニットから割り当てられていくように今実装している。
新規まき直しからの目標である制御系と操作系の明確な分離の原則に従いAIが処理で必要な情報は直接ユニットやセクターのクラスに書き込まず、別途完全に独立したクラスで管理するようにしている。
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