2011年9月4日日曜日

ゲーム制作について

   ロボットの認知や制御についての本を読み、女の子を育てるゲームについての構想を得ました。簡単に説明すると対象の様々な行動にプレーヤーが干渉することでより適切な行動を取れるように助け、最終的には自律的な行動―何も指示しなくても自活できる状態―を可能とさせることを目指すゲーム(シュミレーション)です。対象はAIを搭載して受けた干渉から過去の事例と照らし合わせつつ何が適切で何が不適切な行動化を学んでいきます(例えば庭でボールを投げるのはよいが、デパートでその制球力を発揮するのは控えたほうが良いなど)。成長するに従って単純な行動からより複雑な行動が取れるようになります。このAIに関する仕組みやプログラムに関してのアイディアはある程度考察が進んでいて骨子は固まっています。



   しかしいきなり複雑なものを開発するのは難しいですから、まずはより単純なシュミレーションを作ることを目指します。それは犬が育てるゲームで趣旨は同じですがより単純化されたシステムになります。このゲームのゴールはドッグコンテストでプレーヤーの指示なしに犬が芸を披露することです。そのためにプレーヤーは犬の状態に注意を払いつつ何をすべきで何をすべきでないか教えていきます。教えることで犬のAIは学んでいき、より適切な行動が取れるようになります。
   以上のゲームをUnityで制作することを目指します。Unityによるゲーム制作は初めてで、犬のゲームを作りながらUnityについて学んでいくことになります。犬のゲームは来年の春〜夏頃の完成を目指します。女の子は再来年以降になるでしょう。

   当面の課題はプレーヤーとオブジェクトの間のコミュニケーション(指定した場所に対象を移動させる、指示を出すなど)を可能にすることであり、それが成功すると学習型AIの組み立てとなるはずです。これらの課題をある程度年末までにクリアすることが目標です


2 件のコメント: